川崎市で会社設立を検討している起業家の皆さん、従業員の福利厚生に悩んでいませんか？ 実は、川崎市には「かわさきハッピーライフ」福利厚生制度があります。本記事では、川崎市内の中小企業が加入できる「かわさきハッピーライフ」についてお伝えします。
かわさきハッピーライフは約50年の歴史を持つ川崎市内中小企業向けの福利厚生制度
かわさきハッピーライフは、正式名称を「川崎市勤労者福祉共済」といいます。この制度は、昭和49年7月に設立された歴史ある取り組みです。2024年7月1日現在、1,342事業所、11,997人もの会員が加入しています。
「かわさきハッピーライフ」の最大の魅力は、社員一人あたり月々500円という低コストで充実した福利厚生サービスを提供できる点です。1人あたりの負担額が少ないため、起業したばかりの企業でも導入しやすいでしょう。また、会費は損金または必要経費として処理することができるのも企業のメリットです。
かわさきハッピーライフ会員が利用できるサービスについて
かわさきハッピーライフの会員が利用できる具体的なサービス内容は多岐にわたります。まず、祝金や見舞金などの「給付事業」があります。会員が満20歳に達したときにもらえる「20歳祝金」（8,000円）をはじめ、結婚祝金（15,000円）、出産祝金（8,000円）、入学祝金（8,000円）といったライフイベントに合わせた祝金や、傷病見舞金（8,000円～）、災害見舞金（20,000円～）などが用意されています。
さらに、余暇支援として会員が国内旅行をする際の宿泊補助や日帰りバスツアーを利用した際の補助、各地のテーマパークや映画館のチケット割引などがあります。生活支援では、地域の飲食店で利用できる食事利用補助券やホテルレストラン補助券、ショッピング割引などが提供されています。
健康面でも手厚いサポートがあり、定期健康診断やオプション健診の補助、インフルエンザ予防接種補助、スポーツクラブ割引などが含まれています。また、従業員のスキルアップにも役立つ資格取得や趣味・教養講座の受講料補助もあります。
福利厚生制度の導入は社員満足度の向上につながる
福利厚生を充実させることで、従業員の生活・余暇の充実につながり、働く意欲の向上が期待できます。また、充実した福利厚生は優秀な人材の確保にも役立ちます。
会社設立時にはさまざまな手続きがありますが、「かわさきハッピーライフ」の導入は比較的簡単です。川崎市経済労働局労働雇用部が運営しているため、市の支援を受けながらスムーズに手続きを進められます。
まとめ
川崎市内の中小企業が加入できる歴史ある福利厚生制度「かわさきハッピーライフ」を導入することは、魅力的な職場環境を作ることにつながります。また、 川崎市での会社設立を検討する際に、強力な味方となるでしょう。